ドイツの大学は授業が全て英語の専攻が2000近くあり、入学するには、ほとんどの場合、入学試験を受ける必要がありません。更に、ほとんどの大学で学費が無料です。
日本では、大学に入るなら受験勉強をたくさんし、入試当日の一発勝負というのが主流ですが、ドイツでは、普段からの頑張りや、定期テストでしっかり勉強した結果、成績をきちんと取っているという方が、重視され、評価してくれます。
日本の受験制度で損するのはもったいないです!普段から勉強をしていることを正当に評価してもらい、名門大学に入学しましょう。
ここからは、ドイツの大学の特徴について、もう少し詳しく説明していきます。
学費が無料
ドイツの大学は、そのほとんどが公立です。公立の大学は、学費が無料です。厳密に言うと、Baden-Würtemberg州のみ留学生は学費が掛かるのですが、その州でさえも年間19万円程度という、驚異の学費の安さです。参考までにアメリカ大学の学費は年間大体200~700万円です。
なぜドイツ大学はそんなに安いの?裏があるのでは?と思われるかもしれませんが、ドイツは大学に限らず、公立は学費が無料となっており、教育に関する位置づけが高く、子供たちにはきちんとした学びの場を提供しようという考えが根付いている国です。従って、大学の学費も政府が負担してくれるので無料となるのは、ある種当たり前の感覚です。ヨーロッパの大学は学費が安い国が多いですが、ほとんどの場合、自国やEU圏内からの留学生に限定されていますので、その点でドイツは珍しい国です。
学費以外の費用が高いのでは?と心配される方も多いかもしれませんが、必要なのは年間2~4万円程度の管理費を大学に支払うのみです。管理費には、定期券や学生証の発行費用などが含まれていたりします。
その他、生活費が別途必要になる点はご留意ください。イギリス、アメリカ、日本に比べて物価が安いので、家賃も含めて年間130万円程度と考えると良いでしょう。
ドイツの大学なのに授業は英語
ドイツ大学に進学するなら、ドイツ語が話せないといけないのでは?そう思って選択肢から外すのはもったいないです。なにしろドイツには全ての授業が英語で行われる専攻が、2000近くもあるのです!分野も幅広く、一般的な学部学科は全てカバーされています。ヨーロッパを中心に世界中から30万人以上の留学生がドイツの大学で学んでいるので、授業以外でも英語が飛び交う環境となり、英語力UPが期待できます。一般的に、ドイツ人は日本人と比べて圧倒的に英語力が高いので、現地の人ともコミュニケーションが取りやすいです。
せっかくならドイツ語も勉強したい!という方は、ドイツ語を学ぶ授業を用意している大学も多いので、他の留学生と一緒に授業を取ってみるのもおススメです。
教育に力を入れている
ドイツの大学は、世界的に見てもトップクラスの教育を誇ります。THE世界大学ランキング2022では、200位以内にドイツからは22大学がランクインしました。日本からは東京大学、京都大学の2大学のみです。
学費についての説明でも触れましたが、教育熱心な国であることが窺えます。
世界的にも評価が高い名門校は、社会科学に強いルートヴィヒ・マクシミリアン大学や、工学系最高峰のミュンヘン工科大学をはじめ、ハイデルベルク大学、フンボルト大学などがあります。
就活で有利になる大学進学先、留学先
就活で留学経験は評価されます。そのため、最近は留学経験者が急増しており、ある程度の企業に応募すると、周りの就活生は留学経験者であふれ返ります。ただ、それらの「留学経験者」のほとんどは、日本の大学や高校が提供する交換留学プログラムだったり、現地の語学学校に留学するといったもので、1か月程度しか滞在していません。長くて1年といったところです。そんな中で、「海外大学を卒業した」となると他の留学生とは明らかに別格として扱われます。旅行気分や、なんとなくで海外大学に進学する人はなかなかいないので。
世間では、いわゆる学歴フィルターが存在し、一定以上のレベルの大学を卒業していなければ、就活時に志望動機まで見てもらえないということが、残念ながら起こりえます。企業の人事は何千人、何万人もの志望動機を永遠に読んでられません。そこで、卒業大学に海外大学を記入すると、必ず目に留まります。英語圏に比べ、ドイツの大学に進学する日本人は少ないので、希少性が高く需要が高まります。近年、日本企業はどこも多様性を追求しており、バックグラウンドが異なる人材を欲しがっているので、なおさら需要が高まります。
海外で就職できる可能性が高まる
上では、日本での就職活動について触れましたが、日本にこだわる必要は全くありません。ドイツやヨーロッパで働けるチャンスが得られます。大学内で、就活の情報を集めているコミュニティ(サークルのようなもの)があり、そこからインターンの募集や、色々な企業が参加する説明会&懇親会イベントの情報などが得られます。
更に、その他の国でも働ける可能性が高まります。海外では日本の大学は東京大学、慶應義塾大学くらいしか知られてないのに対して、ドイツの大学は知名度も高く、アメリカなどでも適切に評価してもらえます。実際、卒業後にアメリカの企業に就職する人も少なくないです。
入学試験の受験不要
日本の大学受験といえば、入試に向けて猛勉強し、大学別に出題パターンを解析し、「受験テクニック」を身に着けていくことになりますが、ドイツでは、ほとんどの大学で、大学が用意するテストを受ける必要がありません。主に高校時代の成績が評価され、合否が決まります。まさに、AO入試です!
ただ、留意していただきたいのが、高校を卒業して直でドイツの大学に進学するには、日本の大学共通テストを受ける必要があります。共通テストの受験条件についての詳細はこちらの記事をご覧ください。
日本の大学を既に卒業された方や、在学中の方は、大学共通テストを受ける必要は無く、日本の大学と高校の成績が評価されて合否が決まります。
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