海外大学留学_比較

大学留学にオススメの国は?

いくつかの国へ留学をしていた私が、各国での経験も踏まえてリアルに比較していきます。

海外の大学に進学することで、将来海外で就職できたり、日本の就活でも海外大卒は別格と捉えられ、トップ企業で働ける可能性が高まったり、キャリアの面で大きく有利に働くことは事実です。英語の授業を受けることで、英語力が自然と上がるのも魅力です。海外大学では、日本のような大学の入学試験を受験しなくていい場合が多いのも、嬉しいですよね。

では、一口に海外の大学といっても、どの国が良いのでしょうか?

国によって大学の制度や費用、レベルが異なるので、チャックしておきたいところです。

始めに、一番関心が寄せられる留学費用について、国別に年間費用を下記します。

学費/年生活費/年世界ランキング上位200校ランクイン数
アメリカ200~700万円180~230万円56校
イギリス200~430万円140~200万円25校
カナダ200~400万円120~150万円8校
オーストラリア200~350万円150~180万円11校
フィリピン120~240万円100~110万円0校
ドイツ0~40万円120~160万円21校
大学留学 国別比較

※フィリピンとドイツに関しては、全ての授業が英語で行われる専攻が多数あるため、英語圏と併せて記載。

次に、各国の大学留学の特徴や、教育レベルについて見ていきましょう。

アメリカ大学留学

一番人気があり、アメリカの有名大学は憧れの的です。大学スポーツも盛んなので、自分が所属する大学のバスケやアメフトの試合を友達と観戦しに行くのは、アメリカ留学の醍醐味とも言えるでしょう。ただ、日本人留学生が多いことから、大学で日本人のコミュニティが出来上がっているケースが多いです。そこにどっぷり浸かり、日本人の友だちばかりと行動するのは、もったいないかもしれません。ただ、あまり避けるとよく思われない場合もあり、テスト期間や留学生活面で助けてもらえる場面もあるので、適度な距離感を保てると良いですね。アメリカには優良大学が数多く存在しますが、そもそもアメリカには4000以上もの大学があるので、教育の質はピンからキリまであります。

アメリカの特徴として、銃社会ということは理解した上で留学すると良いでしょう。治安も地域によってかなり差があるのでリサーチが必須です。

留学の中でも金額がかなり張る行先なので、きちんと留学の理由を掘り下げて考えた上で、ご両親ともしっかり相談するとOKしてもらえる可能性もあると思います。

イギリス大学留学

名門校が名前を連ねるイギリスは、教育水準が高いのは言わずもがな。誰もが憧れるヨーロッパで学べるチャンスです。ヨーロッパでは他国との距離が近いことから、休みを利用してフランスやドイツ、ノルウェーなど、隣国への旅行が可能です。アメリカ程ではないですが、イギリスも日本人留学生が多いことから、大学で日本人のコミュニティが出来上がっているケースが多いです。日本の大学から交換留学で来ている学生もたくさんいます。日本人学生とべったりになりすぎず、避け過ぎない程度の距離感で上手くやっていけると良いですね。イギリス英語は品のある印象を持たれるのは良いのですが、日本で勉強する英語はアメリカ英語なので、慣れるまで聞き取れなかったりします。歴史的建物が多く残っており、高貴で伝統ある雰囲気が好きな人にはもってこいです。

カナダ大学留学

自然豊かで、アメリカ英語で、発音も美しいと言われる国です。治安もアメリカと比べて良いので、大学に限らず人気の留学先となるのは納得できます。人気の留学先と言われてピンときたかもしれませんが、お察しの通り、留学先の大学で日本人のコミュニティが出来上がっている場合が多く、日本人とどうしてもくっついて行動しやすい国です。名前が知られていないような大学を選ぶと、日本人の数は少なくはなるのですが、大学のレベルが落ちる可能性も高く、その塩梅がなかなか難しいです。カナダに限った話ではないのですが。

ウィンタースポーツやハイキングにはもってこいの国で、移民に寛容な国であることから、他の国に比べて日本人でもアウェーに感じることが少ないです。教育水準でいうと、アメリカやイギリスには劣りますが、THE世界大学ランキング2022でも上位にランクインしている大学もあるので、そういった大学を狙うと、将来トップ企業で働ける可能性を高められたりします。

オーストラリア大学留学

こちらも自然豊かな国で、キレイなビーチの近くでの生活は誰もが憧れます。ワーホリや短期留学などの選択肢も幅広く、日本との友好関係も良好で、一番身近に感じられる国ではないでしょうか。時差がないので、困ったときに親御さんにも連絡しやすいのも安心です。大学に限らず、日本からの留学生が非常に多く、現地の友だちができても、日本語を勉強させてほしいと言われ、結局日本語でいつも話していたり。困ったときに日本語が通じやすいのは心強いですが、英語が必要な場面に追い込まれないと、人間なかなか学べないことを意識し、甘えないように!オーストラリアも教育水準でいうと、アメリカやイギリスには劣りますが、例えばTHE世界大学ランキング2022において、オーストラリアで一番上にランクインしたメルボルン大学は33位(東京大学35位)というレベルの高さです。

フィリピン大学留学

多くの学生が英語を話せるので、英語力を伸ばすには申し分ないと考えます。大学の授業は英語が多いですが、現地の言語が混ざることも多々あり、難しい面も出てきます。教育水準は発展途上国ということもあり、落ちるのが事実です。海外のトップクラスの大学を卒業するという目的ではなく、英語力をつけ、海外大卒という肩書を手に入れるといった部分にフォーカスすることになると思います。水道水が飲めなかったり、医療が日本に比べて発展していないことも注意しましょう。学費が安いのはもちろん、食費や家賃などの費用も抑えられるのは大きなメリットです。ただ、水道光熱費は日本と変わらない、むしろ高い場合があるので油断禁物です。経済成長をしている国を身近で見られるのは、貴重な経験と言えるでしょう。語学留学は日本人が多いですが、そうでなければ比較的少ないので、狙い目かもしれません。

ドイツ大学留学

授業が全て英語で行われる専攻が2000近くあるので、英語圏の大学進学を考えているならば、選択肢に加えてみては如何でしょうか。ドイツの大学はほとんどが公立で、公立の大学は学費が無料なので、留学費用を抑えたいならば断然ドイツ大学と言えます(Baden-Würtemberg州は留学生だと年間19万円程度の学費が掛かるなど、一部例外あり)。教育水準は世界トップレベルで、THE世界大学ランキング2023のトップ200校にドイツから22校(日本からは2校のみ)がランクインしました。ヨーロッパ経済を先導する国で学べることは、将来プラスになるでしょう。ドイツ大学の学費が無料なことや、全て英語の授業で卒業できる専攻が多いことは、日本人の間ではあまり知られていませんが、他国では知られており、ヨーロッパを中心に世界中から30万人以上の留学生が受け入れられています。英語圏の国に比べ日本人留学生が少ないので、情報量が少ないのは難点です。一方、ドイツ大学卒業生は希少性が高まり、就職市場などでは有利に働くことが多いです。地方の大学に行くと、ローカルなスーパーなどでは英語が通じにくい場合もあるので注意しましょう。地理的にもヨーロッパの中心部に位置するので、週末に近隣国へ気軽に旅行でき、在学中に色々な文化を経験できるのも魅力です。

国別比較、如何でしたでしょうか?

国によって大学教育のカラーや、置かれる環境が異なります。結論、人それぞれ好みが異なるので、一概に「この国が一番」とは言えませんが、個人的にはドイツ留学が狙い目だと思います。お得で良い留学先であるにも関わらず、日本では未だ広く知られていないからです。

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