ドイツ大学留学にかかる費用

ドイツの大学に留学するにはどれくらい費用がかかるのでしょうか?(2023年版)ここでは、ドイツへの留学生として実際にかかる費用を分析し、リアルな例を提供します。
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ドイツの大学に留学するにはどれくらい費用がかかるの?(2023年版)

これはおそらく、お客様から最も聞かれた質問です。なので、論理的なデータ、実際の例をご提供しようと考えました。どこの国でも共通するように、実際の費用は、個人の出費傾向や住む地域によって大きく左右されます。

ドイツ政府は学生の生活費を月934ユーロと見積もっていて、これは閉鎖口座に必要な預入額の計算にも使われています(閉鎖口座=ドイツ滞在中に生活資金不足とならないよう、予めお金を預ける口座。預ける金額は934€×滞在月数。口座の資金は自由に使えないが、月ごとに934ユーロずつ資金が解放され、解放された分は使えるようになる)。住む地域の物価・家賃だったり、消費傾向によって、934€で充分な場合もありますが、足りない場合もあります。

ここでは、異なるカテゴリーごとに費用を算出・分析しており、あなた個人の傾向に合わせて、費用が計算しやすいようにしています。仮定として、ニュルンベルクにあるFriedrich Alexander Universityに通うとします。この大学や、位置する地域はドイツの中でも平均的であることに加え、留学生の間でも人気のある留学先だからです。

学生の家賃

家賃は、生活費の中でも一番金額が高い要素となるでしょう。街によっては、生活費の50%以上を占めることもあります。ドイツの学生には、一般的に3つの選択肢があり、大学の寮、フラットシェア(ルームシェアのようなもの)、一人暮らしです。これらの住み方については住まいに関する記事で詳しく説明しています。家賃は特に幅が広い項目です。

金額の幅:月250~500€(35,000~70,000円)
例:ニュルンベルクの中心に位置する歴史的な建物で、20平米の自分の部屋、バスルームとキッチンは他の学生と共用の場合、家賃は月286€です。この寮の詳細はこちら

学生の食料品・日用品にかかる費用

スーパーマーケットは日本よりもドイツの方が安く、レストランは同じくらいです。ここでは大学の食堂を毎日利用したと仮定し、スーパーでの出費と組み合わせて、費用を計算しています。食料品に加えて、少しの薬局での買い物も考慮しました。

金額の幅:月250~350€(35,000~50,000円)
例:実際に食料品の値段が知りたいという場合は、ドイツで多用されるオンラインスーパーのmytime.deをご参照いただくと、イメージが湧くと思います。Friedrich Alexander Universityの食堂のメニューは2.50€から4.00€程度となっています。直近のメニューはこちら。Stud.が学生の料金です。

留学生の保険料

ドイツは保険大国であり、どんな出来事に対しても保険に入ることができます。一方で、留学生に関係がある保険は2つで、健康保険(加入必須)と賠償責任保険(加入必須ではないが強くお勧め)です。健康保険については、学生には2つの選択肢があり、公的保険か民間保険です。これらの違いやメリット・デメリットについては健康保険に関する記事にまとめました。

金額の幅:月100~120€(14,000~17,000円)
例:公的保険108.81€(公的保険は全てこれくらい)、賠償責任保険4€(賠償責任はとても安いです)

大学にかかる費用

大学でかかる費用は主に2つ、管理費と追加の費用です。管理費は、大学に支払う諸費用で、学生証の発行や交通乗車券の発行などに使われたりします。追加の費用というのは、教材やテキストの費用ですが、実はテキストは買う必要はなく、大学図書館で借りられます。

金額の幅:月30~60€(4,000~8,000円)
例:Friedrich Alexander Universityの場合、管理費は半年で127€であり、1か月にすると21€ほどです。

交通機関利用にかかる費用

ほとんどの大学では、交通機関利用にかかる費用は、大学に支払う管理費に含まれているか、費用の大半が管理費でカバーされています。

金額の幅:月0~40€(0~6,000円)
例:Friedrich Alexander Universityの場合、制限付きのベーシックな乗車券が管理費でカバーされています。一方、学生によってはこれでは不十分なこともあるので、州内での乗車無制限(35€で月100分の自転車レンタルできる権利も含む)にアップグレードしたと仮定して、費用を計算しています。

追加の費用

これまでの費用項目は、最低限必要なもので、学生生活を過ごす中では、イベントに参加したり、新しい服を購入したり、ドイツ国内やヨーロッパを旅するといった、追加の資金がほしいところです。更に、今までの費用の中には、日本からの渡航費が含まれていないので、ここでは追加の費用として、100€を計上しておきます。実際には、この金額は0近くに抑えることも、無限に増やすこともできます。

留学にかかる費用まとめ

家賃:250 – 500€
食料・日用品:250 – 350€
保険料:100 – 120€
大学:30 – 60€
交通機関:0 – 50€
追加の費用:100€
合計:730€ – 1180€ (104,000~168,000円)

結論

他の国に比べ、ドイツはそこまで高くない留学先であり、特に学費が政府負担である点を考えると、なおさらです。今回の計算では、合計が10万円程になりましたが、余裕をもった予算を立てることをお勧めします。予測が難しくなり得るのが家賃で、家賃は250€から(これより低い場合もある)となっていますが、こういった寮に入れることは保証されていません。政府が基準としている934€は、良い参考例であり、どちらにせよ閉鎖口座にて必要になります。GoGermanyでは、日々の学生生活における全ての側面に対してサポートをしています。私たちのドイツ到着後のサービスをチェックして、GoGermanyについて&私たちのサービスについて、詳しく見てみましょう。

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