ギーセン大学 (University of Giessen) 佐藤ひなたさんのインタビュー
今回のインタビューは、ギーセン大学(University of Giessen)にて、DSHドイツ語準備コースにてドイツ語を学ばれている佐藤ひなたさんにお話を聞きました。佐藤さんはGoGermanyのお客様であり、ギーセン大学でのことだけでなく、ギーセンでの生活やドイツ生活についても、色々お話を聞かせてくださいました!
ギーセンにてGoGermanyのお客様との対談 イントロ
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
はじめまして、佐藤ひなたと申します。日本の北海道にある公立の高校からドイツの大学を志望して、今はギーセンにあるJustus Liebig大学ギーセンに、ドイツ語準備コースで通っています。大学に出願するために高校卒業後に共通テストを受けたりもして、今ここにいます。よろしくお願いします。
大川ゆきこ (GoGermany)
ありがとうございます。よろしくお願いします。佐藤さんは高校の時からすでにドイツの大学に進学するということも考えられて、それで共通テストも何受けますかというところから一緒にいろいろ相談を乗らせていただいたと思うんですけれども、高校の時点でドイツの大学を決めるというのは結構早いというか、勇気のいることでもあるかなと思うんですけれども、ドイツの大学進学を決められたきっかけとか理由とかそういったところをお伺いしたいです。
ドイツの大学留学を選んだ理由
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
高校生の頃からずっと結構英語とか勉強するのが好きだったんですけど、高校2年生の時に言語学としての英語に興味を持ち始めて、それは高校の先生の影響も大きかったんですけど、そこからいろいろ深掘りしていくうちに英語とドイツ語の類似性とかも気になって、英語とドイツ語を限定的に言語学で専攻するってなると、日本の大学じゃ難しいなっていうのと、ドイツ語の知識が本当にゼロだったので、ドイツで学びたいなと思って志望するに至りました。
ドイツ語学習のコツ
大川ゆきこ (GoGermany)
ありがとうございます。ギーセン大学に来られて、今ちょうど1年間くらい経つところかなと思うんですけれども、結構1年間で本当にドイツ語ほとんどできないような初心者のところから、C1レベル、上級者レベルですね、ドイツ語の。そこまで上げるのってかなりすごく大変だと思うんですね。本当にこれ成し遂げられていることは素晴らしいとしか言いようがないんですけれども、ドイツ語を学ぶのの難しさだったりとか、どんな感覚があるのかとか、どういうコツがあるのかとか、そういったところをお伺いしても大丈夫ですか?
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
はい。もちろん新しい言語で全く触れたことない言語ということで、最初はそれこそ発音とかにも苦労しましたし、アルファベットの読み方とかも違うのでちょっと大変だったりはしたんですけど、でもちゃんと文法とかを学んでいくうちに、やっぱり英語って結構幼い頃からやってると思うんですけど、そういう感覚的なものとはまた違って、一番最初のゼロ時点から論理立てて考えて構造を記憶していけるので、また違った視点での簡単さというかやりやすさみたいのはありました。なので、もちろん大変さはあるし、英語とはまた同じものだと思って最初やってたので、全然違くてちょっと大変さは結構あったんですけど、でも違った面白さとかは結構あります。
DSHドイツ語準備コースの試験の難易度
大川ゆきこ (GoGermany)
ありがとうございます。ギーセンのドイツ語準備コースって、7、8週間のコースを一つ一つレベルが異なっていて、一つ終わった後に次のレベル上に行って、それ終わった後にまた次に行ってという繰り返しになっていくと思うんですけれども、さらにその一つのコースが終わる最後のところに試験が一度設けられて、それで次のクラスに行くという形になっていて、結構多くのお客様だったりドイツ語準備コースを考えられている方って、ここの試験に合格できるのかみたいなところにすごく不安になったりとか、試験嫌だなって考えられる方とかも結構、避けられないですかみたいな質問も結構あったりするんですけれども、実際どうですかね、結構ポジティブに、それのために結構勉強していけるので、効率がいいですっていうのか、できることなら私も結構避けたいですというテストってない方がいいんですっていう感じなのか、教えていただきたいです。
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
もちろんそのテスト直前とかになってくると、受けたくないなとか緊張するなとかいうのはいっぱいあるんですけれども、やっぱりそのテストを受けることによって、自分がそのクラスをパスして次のクラスに行けるだけの実力があるのかとかいうのが、定期的に確認できるので、私はあった方がその目標も立てやすいですし、やりやすいなって思います。
DSHドイツ語準備コースの国際色、出身国の割合
大川ゆきこ (GoGermany)
ありがとうございます。ドイツ語準備コースにおいて、国際色の豊かさだったりとか、どういうふうに授業が進んでいくかとか、その国際色の豊かさの方に戻りますけれども、例えば留学生の割合、どういう国からの人が多いのかとか、どういうバックグラウンドが多いのかとか、そういったところもお伺いしたいです。
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
クラスはだいたい20人ちょっとくらいいるんですけど、もちろん近くのロシアとかウクライナとかから来てる人もいるんですけど、やっぱりトルコ人が一番多くて、同じくらいの割合でアジア系の人もいますね。
DSHドイツ語準備コースから始めるのは良い選択肢?
大川ゆきこ (GoGermany)
もう一度決め直せるとして、過去の自分に戻れるとして、やっぱりドイツ語を学んで、ドイツ語で今後大学の授業を受けていく方面にもう一度この決断をするかなって思うのか、例えばこれ結構厳しかったので、最初から英語で授業できる大学の方が良かったのかなとかって、どっちを選ぶとかってありますか?
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
はい、そうですね。私はそもそも専攻したいのが言語系なので、やっぱりドイツ語ができないことには何もできないので、同じ決断をすると思いますね。
日本とドイツ生活の違い、カルチャーショック
大川ゆきこ (GoGermany)
わかりました。ありがとうございます。ドイツで生活されて、ほとんど1年ぐらい経つと思うんですけど、日本と生活する時と違う点とか、あれば3つほど言っていただければと思います。
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
そうですね。一番最初びっくりしたのは、電車に乗る時に改札がなくて、プラットフォームとかに券売機があって、そこから買うっていうシステムで、この券一体いつ使うんだろうって思ってたら、たまに電車乗っている途中に車掌さんが巡回に来て、それをチェックしに来るっていうのがちょっとびっくりでしたね。あとは、そうですね。
気候だと夏、今ぐらいの時期でも結構夜9時ぐらいまで本当に明るくて夕暮れにすらなってなかったりとか、あとフルーツがびっくりするぐらい安くて、この間スーパーでスイカが普通の小さめでもない普通のサイズのスイカが2ユーロとか3ユーロとかで売ってて、えーっと思ってびっくりしました。
大川ゆきこ (GoGermany)
ありがとうございます。そうですね。私も電車すごいびっくりしました。普通って改札に入ってから、改札に入った人たちはもう許された人たちみたいな感じで、チケットをすでに持ってるっていう、大前提で入ってるエリアみたいなイメージがあるんですけど、街中に急に駅出てきて、そのまま歩いて入れるみたいな駅に。で、その駅に入った後に、普通にもうサラッと電車にも乗れちゃう。で、電車に乗っててチケットないと怒られて、罰金みたいな制度になってますけど、私もそれすごくびっくりしました。最初ちょっと抵抗ありました。
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
ちょっといつもドキドキしながら。
大川ゆきこ (GoGermany)
しますよね。これでこのタイミングで、もし間違ってたことが発覚したらどうしようみたいな、その緊張感がありますね。謎の。ありがとうございます。
ギーセンの大学生の住まい事情、学生寮
大川ゆきこ (GoGermany)
ギーセンで住まわれていて、どういう形態の住み方されてるとかってありますか?はい。
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
私は今、生徒用の寮に住んでいて、そこでは結構水回りとかが共用な部分もあるんですけど、その分、家賃も結構安く抑えられていて、月ごとに使うことが許されている額を、全然守って暮らせるぐらいなので、すごくいいところ見つけたなと思っています。
ギーセンの大学生の生活費
大川ゆきこ (GoGermany)
ありがとうございます。ちょっと質問にないんですけれども、生活費、だいたいどれくらい1ヶ月で使っていて、内訳として家賃がどれくらいで、どういうことに使って、どれくらい使ってますみたいなのを差し支えない程度でいいんですけれども、教えていただけたらなと思います。
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
はい。1か月で使っていいよという金額が934とか900ユーロちょっとだったと思うんですけど、その中で私は家賃に360ユーロ使っていて、結構安めなんですけど、家賃に公熱費とかも込みなので、それで家関係はおしまいで、あと、食費がだいたい自炊しているので、200ユーロいかないことが多くて、100から200の間ぐらいで収まって、多くて200ぐらいですね。嗜好品とか遊びとかに使う金は、あんまり遊びに行かないっていうのもあるんですけど、結構少なくて、50ユーロ以内に収める努力をしているので、だいたい500、600ユーロ月に使うことになって、300、400ユーロぐらいちょっと貯金に回せたりします。
大川ゆきこ (GoGermany)
それこそ来年、今年でもう一回大学に入り直して、例えばビザの更新とかってなると思いますけど、その分でまた閉鎖口座とかって作らなきゃいけなかったりしますけど、それのところに入れられるので。結構、私たちにご相談いただく方とかでも、ドイツの治安ってどうなんですか?みたいなことを聞かれる方が結構多くて、実際その治安、ギーセンで感じることとか、例えば夜一人で歩いてても大丈夫そうかとか、なんか怖い経験もしされてたら、そういったこととかっていうのも、共有いただければと思います。
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
はい。今までも、友達とクラスが終わった後にご飯食べに行ったりして、帰ってくるのが結構9時とかになっちゃったこととかもあったんですけど、本当にバスもいつも普通に出てるし、最後が多分10時とかまであるんじゃないかなっていう。結構若い人もバスの中に多くて、私は今まで怖い思いをギーセンでしたことなくて、それこそ一番最初、フランクフルト、オフェンバッハに3週間くらい滞在してた時期もあったんですけど、その時は毎日フランクフルト中央駅って一番大きい駅を使っていて、そこが一番ドイツの中で治安悪いって言われてるところではあると思うんですけど、時間帯が朝だったっていうのもあって、もうそこでも犯罪とかにも巻き込まれたことないですし、今のところ本当に治安は全然いいなって思ってます。
大川ゆきこ (GoGermany)
よかったです。なんか怖い思いされちゃったとかってなると、急になんか悪い思い出になっちゃったりとか、悪い印象になっちゃったりとかすることあるので、安全になされてるってことで本当によかったです。
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
運がよかったのかもしれないです。
ドイツ大学留学のハイライト
大川ゆきこ (GoGermany)
ドイツ生活始まってから大体1年くらい経とうとしていますけれども、その中で生活してきた中でのハイライト、なんかすごい印象に残ってる出来事とか、私生活でも大学のことでもいいんですけれども、あれば教えていただければと思います。
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
大学のことでいうと、それこそ友達ができて、日本人がとても少なかったので、自然に日本人以外の友達とご飯食べに行ったりするのも、結構印象に残ってはいるんですけど、プライベートの方だと、例えばケルンとか日帰りでギリギリ行けるぐらいの遠さなので、日帰り旅行をしたり、あとは志望大学のあるベルリンに一泊二日で行ってみたりっていうのは、大分楽しかったです。
大川ゆきこ (GoGermany)
ありがとうございます。親友がインド人の方でいらっしゃるっていうことでね、すごくエキゾチックでかっこいいなっていうのは、すごい楽しそうだなって思いながら、とってもいいと思います。ありがとうございます。
ドイツの大学に留学する人へのアドバイス
大川ゆきこ (GoGermany)
もし留学する前の佐藤さんに戻れるとして、その佐藤さんに何かコメント、こういう風にするといいよとか、コツだったりとか、こういうの知っといた方がいいよ、みたいなこと伝えられるとしたら、今の佐藤さんから何があったりしますか?3つぐらい何かあれば。
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
そうですね。まず一番言いたいのは、住むところを見つけるのが、本当に思っている以上に大変だっていうことですね。でもそれと同時に、住むところが全然見つからなくても、一旦こっちに来ちゃって、友達とかができちゃったら、割と簡単に友達とかから、友達経由で家とか探せたりするので、あんまり心配しすぎなくても大丈夫っていうことですね。本当に家が見つからなかったときは、心配すぎて本当に大変だったんですけど。
あとは、こっちに来るとき、服とか形があるものをいっぱい持ってきてて、身の回り品とかなんですけど、同じタイミングでこっちに来てた日本人の人が、いっぱい日本の食べ物とか持ってきてて、すっごい恵ましくて、アジアンスーパー近くにあるんですけど、あんまり欲しいものがなかったり、日本、中国、韓国とか一緒になっているので、あんまり日本のものが多くなかったりもして、やっぱり日本の食べ物はいっぱい持ってくるべきだったなって思いますね。
ドイツ大学留学は良い選択だった?
大川ゆきこ (GoGermany)
わかりました。ありがとうございます。過去に戻れたとして、もう一度ドイツの大学進学したいって思いますか?
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
そうですね。やっぱり私はずっと英語を勉強していたのもあって、言語の方向に興味があったんですよ。なので、もし言語の方向に興味があったんだったら、最終的に同じ選択をしていると思いますね。
大川ゆきこ (GoGermany)
わかりました。ありがとうございます。
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
ありがとうございます。
ドイツ大学留学を迷っている方へ
大川ゆきこ (GoGermany)
例えばドイツの大学を迷っている方とかに何か一言あればお願いします。
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
そうですね。ドイツの大学は結構出願とかが複雑で、ちょっと心が折れそうになることもあるかもしれないんですけど、でもここにやりたいことがあるんだったら、それを試す価値はあるし、意外と飛び込んでみたらどうにかなっちゃうので、あんまり考えすぎなくてもいいかなと思います。
DSHドイツ語準備コースのメリット・デメリット
大川ゆきこ (GoGermany)
ありがとうございます。ドイツ語準備コースについてですね、いろいろ良いところだったり悪い側面とかっていうのはやっぱり出てくると思うんですけど、ちょっとそういったところを教えてもらっていいですか?
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
はい、そうですね。一番最初はそれこそ先生も英語半分、ドイツ語半分で教えてくれるので、多分そんなに英語が苦手じゃなかったら理解に苦しむことはないと思います。そこが結構いいところかなと思ってて。
1日に3時間ぐらいを週5回できるので、それもインテンシブって名前の通り集中型のコースで、早く集中的に勉強できるのはいいところかなって思うんですけど、でも良くないというか、あんまりどうしようかなって思ったところが、やっぱりクラスにいる人たちは全員外国人なので、みんなドイツ語が喋れない立場で一緒に勉強しているので、スピーキングとかがちょっと向上しにくいかなっていうところがあって、例えばドイツ人の友達を作るっていうのも、みんな自分の国とか周り以外にコミュニティを持っていないことが多いので、スピーキングを上達させるのは少し難しかったかなって思います。
ドイツの出願に必要な、日本の共通テストの難易度
大川ゆきこ (GoGermany)
ありがとうございます。共通テストを62%取るのすごい難しそうみたいなことで、すごい心配される方って多いんですけれども、どれくらい難しかったって言われても、この質問自体が難しいと思うんですけれども、ある程度1年くらい前からコンタクト取り始めてって、一緒に相談させていただいていると思うんですけど、それである程度しっかり勉強していけばできるというレベルの、結構ヒーヒー言いながら勉強したかみたいな、そういったところ、科目にもよると思うんですけど、科目別にご説明していただいても全然大丈夫ですし、なにかあれば教えていただきたいです。
佐藤ひなたさん (ギーセン大学/ University of Giessen)
説明が下手になってしまうかもしれないんですけど、そもそも私が受けなきゃいけなかったのが、国語と英語と、あと世界史があったらいいなぐらいで、他の2つも自由に構成できたので、得意科目だったんですよ、その必要なやつが。それだったので、そこら辺は本当に私、高校の時とかだらけ切ってて、部活しかしていなくて、それで、あんまり勉強という方には注力してなかったんですけども、普通に授業出たり、宿題してるだけで、得意科目はもちろんカバーできましたし、得意科目でカバーできた分、私数学がびっくりするぐらいダメで、数学30点とかだったのかな、でもオーバーオールで60%取れれば大丈夫だったので、他のところでカバーすることもできたし、世界史だけはちょっとだけ、私にとっては大変で、結構必死こいて半分ぐらいしか取れなくて、みたいなところはあったんですけど、でも、62%って思ってるよりそんなに高いハードルじゃないかなと思ってて、それこそ、学校に普通に行って、普通に出される宿題さえこなしてたら、多分そんなに特別に、めっちゃ力を入れて勉強しなくても取れると思います。そんなに心配しなくていいと思います。
大川ゆきこ (GoGermany)
ありがとうございます。私もそう説明は、私自身もセンター試験にはなってしまうんですけど、ちょっと歳があれなので、でも、私自身も受けてるので、5科目とか、そんなに大丈夫ですよ、みたいなのは言うんですけど、やっぱり、スタッフにそうは言われてもってところだと思うので、実際に受けられた、本当に1年前くらいですよね。受けられた方に声を聞けると、もうちょっと、そんなもんなのかなっていうのを、皆さんも安心したりとか、頑張ろうってモチベーションになったりすると思うので、すごい貴重なご意見。多分答えづらい問題だったと思うんですけど、ありがとうございます。
ギーセン大学 佐藤さんのインタビュー 振り返り
留学前によく、オンラインのテレビ電話でお話しさせていただいた時には、親御様の間に座られ、まだ高校生でいらっしゃり、その時のイメージがものすごく強いのですが、今回お会いした際には、とっても立派な大学生になられていて、私は親戚のおばさんのように、とても喜ばしく思いました。ドイツという異国でお一人で生活を始められたからか、ギーセン大学のキャンパスでのインタビューが終わり、お別れしたときの後ろ姿が、堂々と、力強く目に映りました。