ドイツの大学に行くための条件は?
ドイツの大学に入学するために必要なのは”Hochschulzugangsberechtigung” – HZBと言われる、「大学入学のレベルに達している証明」です。ドイツ人の場合は高校の卒業証明書(Abitur)です。これが得られない留学生は、”Kultusministerkonferenz” (KMK) という機関があり、そこが各国の学生に定める「大学入学のレベルに達している証明」を得る必要があります。
具体的に、「大学入学のレベルに達している証明」を得るための方法を見ていきましょう。まず、ご自身の国籍は関係ありません。どこの国の高校を卒業したかが重要です。下記に、ドイツの出願条件を満たすための4つの一般的な方法をご紹介します。
日本の高卒でドイツの大学に留学
日本の高校卒業証明と、共通テストの成績証明で、ドイツの大学への入学条件が満たせます。
共通テストには下記の条件があります。
- 共通テストの受験科目5科目の合計点が420点以上
- うち2科目はドイツで学びたい専攻に関連するもので62%以上取得(基礎科目は不可)
共通テストの条件について詳細はこちら
大学生がドイツの大学に留学
ドイツが認める大学にて、35単位(大学1年間に相当)以上取得した場合、その大学での専攻と同じ、もしくは関連する専攻にドイツで出願可能となります。
短大卒でドイツの大学に留学する
卒業した短期大学での専攻と同じ、もしくは関連する専攻にドイツで出願可能となります。
大卒でドイツの大学院に留学する
卒業した大学での専攻と同じ、もしくは関連する専攻において、ドイツの大学院へ出願が可能となります。ドイツの大学院の出願条件は複雑であるため、その詳細はこちらの記事でご確認ください:https://gogermany.jp/blog/doitsu-daigakuin
ドイツのHZBとは?
記事の冒頭でご紹介の通り、ドイツの大学に入学するために必要な”Hochschulzugangsberechtigung” のことを指します。その省略形が、HZBです。端的に説明すると、「大学入学のレベルに達している証明」です。
アビトゥーアとは?
HZBは「大学入学のレベルに達している証明」であり、ドイツ人(ドイツの学校に通ってきた学生)の場合は高校の卒業証明書(Abitur)がHZBとなります。ドイツ国外の学生は、Abiturがないため、各国の条件(日本の場合は、この記事でご説明した条件)に従い、HZBを得ることになります。
共通テスト無しでドイツの大学に進学できる?
特にこのご質問が多いので、もう少し詳細にご説明します。大学に行ったことがあるなど、他の条件を満たせていれば、共通テストは不要ですが、多くの方が、高校卒業のみでドイツの大学に行く方法を探されています。
私たちとしては、1度日本の大学に1年行かれてから、ドイツの大学に移ることをお勧めします。これにより、出願資格をきちんと満たせますし、日本の単位を振り替えられることもあります。
今回は学歴の条件についてご説明しましたが、ドイツの大学に進学するためには、語学力の条件も満たしている必要があります。これは、ドイツ語・英語、どちらでご自身が授業を受けられたいかによります。英語で授業をご希望される方には、英語力の条件があり、それについての詳細はドイツの大学出願に必要な英語条件の記事にてお確かめください。ドイツ語で授業をご希望される方には、ドイツ語力の条件があり、それについての詳細はドイツの大学出願に必要なドイツ語力条件にてお確かめください。
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