正式名: Humboldt-Universität zu Berlin
ドイツの首都であるベルリンの中心にあるフンボルト大学(Humboldt-Universität zu Berlin)は、研究と教育を一体化した“フンボルト理念”の発祥校です。歴史あるウンター・デン・リンデン本館と最新設備のアドラースホーフ理工キャンパスを拠点に、人文・社会から自然・生命科学まで幅広い分野で世界水準の学びを提供します。なお、通称は「HU Berlin(エイチユー・ベルリン)」で、英語で「University of Berlin」と表記されることもありますが、歴史的名称や他大学(例:ベルリン自由大学、ベルリン工科大学)との混同を招くおそれがあるため、ドイツ国内ではHU Berlinと呼び、日本ではフンボルト大学、アメリカなどではHumboldt University of Berlinと言ったほうがベターだと思います。
フンボルト大学は、ベルリン自由大学・ベルリン工科大学・シャリテー医科大学と結成する「Berlin University Alliance(BUA)」の中核メンバーでもあり、ドイツのExcellence戦略の枠組みで支援を受ける大学コンソーシアムに選ばれています。BUAはドイツの首都であるベルリンの都市全体を一つの研究空間としてつなぎ、グローバル・ヘルスや社会的結束、責任あるイノベーションなどの大きな課題に学際的に挑むほか、オープンサイエンスと社会との知識交流を推進します。学生にとっては、4つの大学・研究機関・産業界を横断した科目受講や研究参加、インターンの機会が広がり、ベルリンという国際都市でご自身の専門性とキャリアの選択肢を大きく伸ばせる環境が整っています。
数字で見るフンボルト大学
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世界大学ランキングの順位
(THEランキング 2025年) - 0
ドイツ国内での順位
(THEランキング 2025年) - 0
在学生の人数
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留学生の人数
フンボルト大学のキャンパス
フンボルト大学の学びは、特色の異なる二つの拠点を中心に展開されています。
Unter den Lindenキャンパス
ウンター・デン・リンデンは、同名の大通り沿いにある歴史的な都心キャンパスで、博物館島やブランデンブルク門(観光名所)にほど近い立地です。人文・社会科学や法学などの分野が多く、都会で国際色豊かな雰囲気が魅力です。授業の合間にアーカイブや美術館、大使館、シンクタンク、NGOへアクセスしやすく、語学実践やネットワーキング、インターンの機会を得やすい環境です。伝統的な建物に講義室や教室があり、ベルリンの文化的土壌と学びが自然に結びついています。
Adlerhofキャンパス
アドラースホーフは、ベルリン南東部にある近代的なサイエンスキャンパスで、欧州有数のサイエンス&テクノロジーパーク内に位置します。数学、情報科学、物理、化学など自然科学系が集約され、専用設計の研究棟や研究センター、エルヴィン・シュレーディンガー・センター(図書館)を擁します。実験設備や計測・データ解析環境が充実し、スタートアップや研究所との連携も密接で、実践的なプロジェクトや共同研究に打ち込める研究主導の空気があります。
まとめると、都心の文化的刺激を活かして人文・社会系や学際的学びを深めたいならウンター・デン・リンデン、最先端の設備で実験・データ重視の自然科学や計算機科学に集中したいならアドラースホーフが適しています。多くの学生は両方の拠点を行き来し、ベルリン全体を学びのフィールドとして活用しています。
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フンボルト大学の歴史
フンボルト大学(Humboldt-Universität zu Berlin)は、1810年に言語学者・行政官のヴィルヘルム・フォン・フンボルトの改革理念にもとづいて創設され、研究と教育を一体化する「フンボルト理念」の原点となった大学です。創立当初はベルリン大学として出発し、のちにフリードリヒ=ヴィルヘルム大学と呼ばれ、第二次世界大戦後は東ベルリン側に位置する総合大学として再開、1949年に現在の名称となりました。19世紀から20世紀初頭にかけて多くの学問分野の基盤づくりを主導し、戦後・東西分断・再統一を経て、現在もベルリンの学術・文化の中心として発展を続けています。
フンボルト大学には、哲学者ヘーゲル、詩人ハイネ、思想家カール・マルクス、政治家ビスマルクをはじめ、人文・社会の巨人が名を連ねます。自然科学では、アインシュタイン、マックス・プランク、細菌学者ローベルト・コッホ、化学者エミール・フィッシャー、古典学者で文学賞受賞のテオドール・モムゼンなど、近代科学を形作った研究者が深く関わりました。大学ゆかりのノーベル賞受賞者は合計で29名にのぼり、歴史に裏打ちされた学問的な厚みと国際的な影響力を今も示しています。
Berlin University Alliance (BUA)
Berlin University Alliance(BUA)は、Freie Universität Berlin(ベルリン自由大学)、Humboldt-Universität zu Berlin(フンボルト大学)、Technische Universität Berlin(ベルリン工科大学)、そして医学部のCharitéが連携して、4大学を“ひとつの巨大キャンパス”のように使える仕組みです。留学生にとっては、4校分の授業・研究設備・図書館・指導教員ネットワークにアクセスでき、学際プロジェクトや都市全体の研究クラスターにも参加しやすいのが魅力です。Max PlanckやFraunhoferなどの研究機関、ベルリンのスタートアップ・企業との連携機会も豊富で、英語開講の科目やサポート体制も整っています。1枚の学生証で、多彩な分野と実践の扉が一気に開く——それがBUAの強みです。
Berlin University Allianceのメンバー
- Humboldt University Berlin (HU Berlin)
- Technical University Berlin (TU Berlin)
- Free University Berlin (FU Berlin)
- Charite
それぞれの大学を紹介するページを作りましたので、気になる大学について、クリックしてみてください。BUA(ベルリン大学連合)についての詳しい情報が気になる方は
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